zirconsoft’s blog

Microsoft関係について取り上げます。

Windows 10 mobileは、2019年にサポート終了。どうなるOne Windows構想

ビルゲイツAndroidを使用しているという事実

最近、私の周りではこんな話題がありました。

ビル・ゲイツ、Androidスマホを手にする。iPhoneは依然使わず - 記事詳細|Infoseekニュース
Fox Newsのインタビューでマイクロソフト創始者ビル・ゲイツAndroid端末を使用しているということが判明したニュースです。

さらに、HPのElite x3というWindows 10 Mobileの最高機種も開発終了が告知されました。 
Windows 10 Mobileのユーザー界隈では、Windows10 Mobileはすでに見捨てられたのではという意見がTwitterを中心として、多く上がっています。


Windows 10 Mobile開発終了後、Microsoftは電話端末を諦めるのか?

もしこのまま、Windows 10 Mobileが開発終了した場合、Windows phoneの時代から続けてきた携帯向けWindowsの開発をMicrosoftは諦めるのでしょうか。

現状Windows 10 Mobileは、ビジネス的に成功していません。なぜなら、携帯電話OSはAndroidiPhoneだけでほぼ独占されているからです。

このシェアを奪うのが厳しい状態の中で、Microsoftは、無理にWindows10 Mobileを広めようとせず、むしろAndroidiPhone向けにMicrosoft製のアプリケーションを提供したり、XamarinというAndroidiPhoneクロスプラットフォームなMobileアプリ開発環境を販売したりしています。

このような他社のオペレーティングシステムと共存をはかりかたは、自社製品に対する期待喪失をかんじるところです。

Windows10 Mobileから、Arm版Windowsへ移行できるか 

ARM版Windows 10のメリットとは、そして「どんな製品に」搭載されるのか(笠原一輝) - Engadget 日本版

上のようなArm版Windowsの開発をしているという記事も最近よく見かけますが、ArmのCPUと現在のx86,x64のCPUでは、命令コードが大きく違い、完全な互換性を持たせたOSの開発はかなり難しいです。

なんとかして、x86、x64のCPUのエミュレータをArm上で動かそうという考え方もあるようですが、Intelのライセンスがありこれも難しいです。

 

どうなるOne Windows思想

いままで、Windows10は、一つのOSで、スマホタブレット、パソコン、サーバー、ゲーム機、MR、IoT、クラウドを動かせることを大きな特徴として頑張ってきました。
このことによって、全ての端末でのユーザーエクスペリエンスの差を縮めたり、どんな端末でも.NETプラットフォームで開発することを目指していたのです。
しかしWindows10 からもしこのままスマホというへのサポートがなくなると、One Windows構想の実現は難しくなるかもしれません。